interview

現会員が入会したきっかけや、会への思いなど

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星 宏海 高座郡寒川町

入会のきっかけは?
23歳で入会。父親(星 宏一 氏:2004〜2009年度神奈川県支部長)の元で修行していたが、当時は伝統的な庭師仕事は一切無く、どうすればこの先、より高い技術や心を養っていけるかを模索している折に父の所属している庭園協会に入会させて頂けるように頼みました。
入会してみて?
入会当初は私以外で20代の会員は1人もおらず、同世代と共に学ぶ機会も無くモヤモヤしていたが、学ぶ機会が無いのなら自ら動いて学ぶ機会を作ろうと青年部を発足させました。その後は徐々に同世代の会員も増え、支部活動も盛んになり、お互いの仕事を語り合い切磋琢磨し、自分が夢見ていた素晴らしい神奈川県支部となりました。ここでは他の会とは違って本音で語り合い、自分一人では到達できなかった、庭師の心と技術を学ぶことが出来るようになりました。
これからは、この会で学んだことを次の世代に紡いでいくことが私の役割と思っています。
普段はどんな仕事を?
日本国内では禅宗寺院の作庭や管理を中心に庭師としてお寺様にとって、葬儀だけでは無いお寺の在り方を提唱し、個人邸でも洋風・和風と線引きをしない「庭」を演出しております。
現代に受け入れられる庭造りを目指し、ただ守るだけの”伝承”ではなく、ましてすぐに色褪せてしまう”流行”でもなく、”今に生きる伝統”を心掛けて庭造りをしています。

国外ではイタリア・フランス・アメリカなどで行われる技術講座の講師として参加し、現地のガーデナー達に直接技術指導をしたり、現地の素材を活かした庭園を作ることで、日本庭園の根底にある本物の日本庭園文化を広めるための活動をしています。